第77節 まつお
松尾地区は、熊本市の西〜北西部にあり、その西側は有明海(島原湾)に面しています。地理的には金峰山の裾野のうち西半分を占める位置にあり、南側の松尾町上松尾(まつおまちかみまつお)、西側の松尾町近津(-ちこうづ)、北側の松尾町平山(-ひらやま)によって構成されています。北〜東にかけては、河内、芳野(野出・面木・岳)に、東は谷尾崎、池上に接し、南は小島に接しています。熊本城から松尾北小学校まで、直線距離で西に約7キロメートルです。
古くからの熊本近郊の農山漁村でした。1889(明治22)年、上松尾、近津、平山の山村が合併して松尾村となり、1955(昭和30)年、熊本市に編入されました。
地域のほとんどは、山林で、坪井川や河内川とその支流沿いなど一部に農地があります。また河内地区と同じくミカンの生産も盛んです。梅洞・近津など近世から明治にかけての干拓地があります。熊本港が建設される前、熊本の外港として使われた、百貫港(ひゃっかんこう)の要江(ようえ)桟橋も松尾にあり、現在も漁港としての役割を果たしています。
金峰山の西側登山口にあたるのをはじめ、宮本武蔵が『五輪書』を書いたことで知られる霊巌洞・岩戸観音、五百羅漢のある岩戸の里が、平山地区にあります。
※当地の「平山」と東部・託麻地区の「平山町」は、無関係です。
順番に画像を見る【778 I】>>
|
【写真】霊巌洞…雲巌禅寺の奥の院、岩戸観音のある霊巌洞です。宮本武蔵はここにこもって『五輪書』を執筆しました。(撮影:03/04/22 解説:03/04/27)
|